トヨタ期間従業員の３５ヵ月満了者が教える絶対間に合う作業のコツ

トヨタ期間従業員として職場に配属され作業訓練中だけど
「全く間に合う気がしない・・・」
「本当に作業を完結させて１人立ち出来るの？」
とかなり不安ですよね。。
誰もがそう思うし最初から出来ないので大丈夫ですが、個人差によるところや作業のレベルによっても変わってきます。
そこで今回はトヨタ期間従業員で過去３回働き２年１１ヵ月のフル満了経験の私が作業のコツや、作業を間に合わせるコツなどを詳しく説明していきます。

ライン作業のカンコツとは？

組に配属され作業訓練に入って「え？これ間に合うの？」と誰もが最初に感じると思います。間に合ったとしても１日中この作業出来るかな？と思いますよね。

最初は体が出来てないので無理です。ライン作業仕様の体、筋肉もそうですが１日立ち続けるのに耐えうる足腰だったり指の筋力だったりです。

作業の工程もわからなくて筋力も出来てないなら、作業が出来なくて当然なので落ち込まなくても大丈夫です。配属された当初は全員がそうなるはずです。

１週間、２週間と体も慣れてきて作業の手順も覚えてきたら自然に出来るようになります。しかし工程によっては作業のカンコツというものが必要になります。

ほとんどの作業でカンコツは必要といえば必要なんですけどカンコツのレベルによって作業のレベルも違います。

カンコツを多く必要な工程は作業が難しいと言えます。それプラス作業数が多い工程だとより大変な作業になります。

ここは感覚の部分がほとんどなので自分で感覚を掴むしかないですが、作業訓練指導者が毎日一緒の人ではないと思うので色々な人に難しい箇所やコツを聞いた方が良いです。

人それぞれ微妙に作業の仕方や教え方が違うのでわかりずらい説明の人がいたり、わかりやすい説明の人もいます。

あとはめちゃくちゃ余裕で楽そうに作業している人がいたら、その人と自分が何が違うのか考えたり、作業を見たりしてマネするのも良いと思います。

「この作業の後が難しいんですけどどうやってますか？」とか直接聞いても良いです。最初は聞きづらいと思いますが、聞いたら教えてくれるので大丈夫です。

体も慣れてきて作業手順もわかってきたら後はカンコツを必要とする部分だけなので、あと少しです。これを掴めてきたら１人立ちまであと少しです。

作業を間に合わせるには？

作業のカンコツをわかってきたのに

などは作業が難しい工程かもしれません。

あと考えられるのは無駄な動きが多いなどです。難しい工程以外はほぼこちらで間違いないと思います。

最初に陥り気味なのがいかに体を速く動かすか？というところです。「作業が間に合わないんだから速く動かさなくちゃ！」というのは正常な考え方です。

しかし人間が体を最速で動かすスピードには限界があります。脳からの信号で体が動くわけですからそれを超えることは不可能ですし最速のスピードで１日約８時間の作業をするのは残念ながら無理です。

さらに間に合わせようと最速で動いていたら必ず間違います。絶対にミスして不良品が流れることになります。チェックミスだったりポカ除けミスだったり絶対に起きます。

ではどうすればいいのか？「作業を最速で間に合わせて作業も完璧にするなんて不可能じゃん！」と思いがちですが、幾つか方法があります。

社員の中には余裕で間に合っている人が必ずいます。その人に聞くか、自分と違う部分を見つけて作業の仕方を取り入れてください。

極力無駄な動きはしない！動かないのがコツ

そして無駄な動きが圧倒的に多いのです。早く動くには限界があるので無駄な動きを無くしてください。例えば右手でインパクトを締め付けていたら左手では次の作業に移っていてください。

わざわざインパクトや部品を取りに行ったりしないで一連の流れの中で出来るようにしてください。必ず次の行動をしつつ両手を使い無駄な動きや行動をしないのが私の鉄則です。

さらにいうとあまり動かないでください。ここで言うのは主に足です。よく見るのはみんな手は一生懸命動かしているんですが足も一生懸命動いています。

足は一歩踏み出しただけで１秒だと思ってください。というのも足が空中にある状態では作業は出来ないし力を使う作業が出来ません。片足での作業は難しく危ないので無理です。

さらに足が地面に着いている状態じゃないと手もうまく動かせません。ということは足を動かすとその足が地面に着いて安定するまで手の作業も遅れます。

私が田原工場の組立で学んだ知識で実証済みなので間違いないです。組立は一切の余裕がないので無駄な動きをしている暇がありません。

田原工場の組立は１日ダンスしながら作業しているイメージです。常に動きながら作業している感じです。

作業中の移動も小股ではなく少し大股気味で歩幅や歩数も意識した方が良いです。足の動きによる無駄な動きは気づきにくいので最初は意識してみてください。

作業の１人立ちまでにかかる期間は？

１人立ちまでは個人差はあると思いますが２～３週間くらいかなと思います。また１Ｒ全部１人で間に合わない状態でも１人立ちさせられる場合があります。

１人でやってみないとわからかったり、最初間に合わなくても途中から間に合って来たりするのでＴＬが行けると判断したなら大丈夫です。

作業のカンコツを掴みつつ、無駄な動きを無くして効率的な作業や動きが出来るように心掛けてください。ここまで説明してきたことを実践すれば１人立ちはすぐだと思います。

まとめ

ここまで２年１１ヵ月で満了した私が教える作業のコツとして書いてきましたが、まずは１～２週間は体が慣れるまで待ってください。

体が慣れる頃には作業の手順も頭に入ってくるので体が自然に動くようになってます。ここからがスタートといっても過言ではないです。

ここからじゃないと作業のカンコツが出来るようにならないと思います。作業が出来てきたけどあと一歩間に合わない、というレベルで必要なスキルがカンコツです。

しかしこれをマスターすれば余裕で１人立ち出来るはずです。さらに毎日作業していれば、あの間に合わなかった作業が毎日眠たくて仕方なくなります。

配属されたけど作業がなかなか間に合わないという方は良ければ参考にしてみてください。

作業も慣れてカンコツを掴み１人で工程を回せられるようになればひたすら満了を目指すだけです。最短満了は入社から３ヵ月ですが延長更新して６ヵ月目まで頑張るか迷うところですよね。

誰もが悩み最初にぶち当たる壁なので迷ってる方は安心して迷ってください。そんなときは私が詳しく説明した記事があるのでぜひ参考にしてみてください。